2019年も引越し難民が急増。引越し困難者にならないための方法
ネットカフェ難民、情報難民など困難な状態を指して、何とか難民と言われる事が多くなりました。
去年ニュースやSNS上で騒がれた引越し難民。3月4月に引越し業者が見つからず引越しできない人たちを引越し難民と呼んでいました。
ニュースで毎日報道されてたため、この時期になると自然と思い出します。しかし現実問題この時期に引越しする進学・就職・転勤転職される方にとっては冗談ではすますことは出来ません。
引越し業者が見つからない事態にならないため今から対策を考える様にしましょう。
3月、4月に引越し業者が見つからないワケ
根底には運送業界の慢性的な人員不足や働き方が変わったことが原因と考えることができます。
2018年ヤマトホールディングスの法人向け引越し料金水増し請求が発覚しました。数万社の顧客企業を持つ業界最大手のヤマトホールディングス(ヤマト急便)が責任をとる形で今年度の引越し業務から撤退しました。
数万社の顧客を持つヤマトホールディングス(ヤマト急便)の引越し業務撤退により、今年は去年以上の引越し難民(引越し困難者)が出る可能性が囁かれてます。
弊社提携の運送業者に今年の動向をお聞きしたら、引越しピーク前にもかかわらず取扱高が去年の2.5倍に上っているそうです。
引越し費用の方も高額で、CMでおなじみの某大手運送業者の見積もりでは、都内23区4人家族引越しで60万から70万の高額請求が出されていると伺いました。
運送業者も人手と車両が足りない状況で完全に利用者の足元見ている感がするといっていました。
業者の不足、高額請求、引越し需要の集中、ヤマトの撤退が重なって今年は去年以上に引越しが困難になる可能性が高いです。
引越し業者を見つけ易くする方法
これからピークを迎える中で、引越し業者を確保するために私がお客様に伝えている方法です。
1.部屋を仲介した不動産業者や賃貸建物管理会社に紹介を頼む。
運送業者も閑散期の売上げが減ることを考えると不動産業者の紹介は優先的に取り扱ってくれる事があります。
2.引越し業者(運送業者)の日時(スケジュール)に合わせる。
日時指定が望ましいですがピーク時の引越し業者確保が難しいです。できるだけ運送業者の空いている時間に合わせる事によって便を確保できることがあります。
3.混載輸送(相乗り)を申し出てください。
混載輸送=相乗りすることでトラックの空き便や空きスペースを利用して運んでくれます。運送業者も専用より便を確保しやすくなります。
4.家具家電など新居に持っていく荷物は寸法を正確に測って運送業者の訪問見積もりの手間を省いてください。
引越し業者さんが見積もりする場合、単身者以外は訪問見積もりをされます。
業者の確保が難しくなると言う事は見積もりスタッフの確保も難しくなります。電話やメールで採寸結果を伝えれば訪問にこれないとしてもある程度の金額は出してくれます。持ち出す家具家電の縦横奥の寸法を正確に測ってください。加えてダンボール詰めできれば見積もりも正確に出していただけます。(業者の手間を省くという意味です)
全日本トラック協会ホームページでも引越しの分散化をお願いしています。
引越し業者・運送業者が加盟する業界団体の全日本トラック協会でもピーク時需要の予想を出しています。(参照)全日本トラック協会でも引越しの分散化を促していますので、予想図を元にして引越しの参考にしてみてください。
全日本トラック協会ホームページ
http://www.jta.or.jp/yuso/hikkoshi/spring2019/hikkoshi_hanbouki_2019.html
引越しのピークは5月の連休まで予想されています。部屋探しとともに引越し業者は余裕を持って選んでください。
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